手元にある、十番倶楽部での柳家金語楼が主任の落語界革新興行のプログラム。
金語楼師匠は、主任としての落語に加え、中入り前の金語楼レビュー、大切余興の黒ん坊のジャズバンドと、これでもかとばかりの大サービスぶり。
他に、金語楼の師匠である柳家三語楼、のちに六代目・三遊亭圓生となる橘家圓蔵、のちのリーガル万吉の柳家悟楼らが出演している。
更に、支那人奇術、落語声色、ハーモニカ、博多節・博多踊、支那曲技、義太夫、大阪落語、西洋奇術など。
金語楼師匠らしくバラエティに富んだ良いプログラムだな。
山下ケッタロー!
この記事へのコメント
麻布の研究をしている者です。
今、ちょうど麻布界隈の映画館と寄席の演目を全部調べてやろうなどというたわけたことを実行に移していて、十番倶楽部の演目も調べています。
映画の週報はたまに見つけかるのですが、寄席のプログラムはまだ一枚も持っておりません。
大変貴重な物を拝見しました。
実はよそのブログに画像が載っていて、オリジナルを探していたのですが、検索でこちらにたどり着きました。
新聞の広告では細かいところまでわからないので、とても参考になりました。
DEEPAZABUの万盛館とこの十番倶楽部のふたつの画像しか見たことがありません。
ずいぶん探しているのですが、寄席のプログラムは本当に見つかりません。
こういう画像を拝見できて、本当に嬉しいです。